『Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K』の動画RAWデータを外付けSSDの『Samsung T5』から転送する為『Inateck PCIe X1 USB 3.2 Gen 2 Type-cポート拡張カード』をメインPCへ増設したので、メーカー表記である最大8Gbps帯域幅性能を、単独ポート使用で速度測定してみました。
目次
『USB3.0』のストレージベンチマーク
『Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K』のRAW撮影は、とてもきれいに撮れるので評判ですが、当然それなりのデータサイズになってしまいます。それで外付けSSDの『Samsung T5』を使用していますが、転送時間を考慮し『Type-C』接続を望んでいました。
メインPCには『Type-C』端子が無い為『PCI Express』で増設したましたが『X1』ポートしか余ってなかったので、その中でも一番早いであろう『Inateck PCIe X1 USB 3.2 Gen 2 Type-cポート拡張カード』を選択しました。
ハブ経由での『USB3.0』接続
とりあえず、導入前環境から。
定番ストレージ用のベンチマークソフトウェア『CrystalDiskMark』を使用し『Samsung T5』を『USB3.0ハブ』経由で繋いでみたところ、絶望的な数値が検出されました。これでは使い物になりませんね。
気を取り直して、直接刺してみることにしました。
PC『USB3.0』直に接続
こちらは『1G』設定での計測。
こちらは『64G』設定での計測。
『Samsung T5』は『USB3.1 Gen2対応』で、最大転送速度は『540MB/』とサムスンが言ってるので満足な結果です。
今回の導入は、上位版の『Samsung T7』を導入する際の準備といった感じですね。
『Type-cポート拡張カード』の増設
『Inateck PCIe X1 USB 3.2 Gen 2 Type-cポート拡張カード』は『Type-Aが3ポート』で『Type-Cが2ポート』の計5ポート設計で、合計の最大帯域幅が8Gbpsとのこと。まぁ、この数値は外付け『M.2』じゃないと分からないので何れ。
接続は『PCIe X1』です。
理想は『USB 3.2 Gen 2x2』ですが、マザーボードのスロットの空きがありません。
裏はこんな感じです。
軽率ですが、赤って素敵。
分かり辛いですが、画像右が上でグラボです。
- RTX2070(グラフィックボード)
- IntensityPro 4K(キャプチャーボード)
- Inateck PCIe-USB 3.2 Gen 2(Type-C拡張カード)
- GLOTRENDS M.2 PCIe X1
上から3段目に設置しました。
PC背面から見ると、こんな感じ。
やっぱり『Type-C』が使えるって嬉しいです。
『Type-C』接続のストレージベンチマーク
それでは早速、測定してみましょう。
こちらは『1G』設定での計測。
こちらは『64G』設定での計測。
おーっ!!
サムスン先輩が『最大転送速度は、540MB/』と言っていた通りの結果となりました。
軽く振り切っているので個体を変えれば、まだまだ上が目指せるということでしょうね。
数字的には、2.5インチSSDと同じぐらい出ています。ただ現状だと『USB3.0』から、100MB/s程度のアップなので、この辺りは自己満足レベルなんですが、それでも転送速度としては大いと思いました。