SONYの『a7シリーズ』はカスタムボタンが便利ですよね。撮影スタイルに合った設定へ追い込めれば、スムーズな撮影を行うことが可能になります。今回は、自分用を前提として『カスタムキー/ダイヤル』をメモしておきます。
設定難民にならない為に
普段の相棒は、Canonなので、SONYは『a7Ⅳ』が初めてで、ミラーレスも初めてでした。
なので、そもそも『一眼レフ』と『ミラーレス一眼』の違いを体感する所から始り、当初は戸惑いが有りました。勿論、カメラマンなので大半は分かる機能ですが、ミラーレスならではの部分は、とても新鮮でした。
知れば知るほど、その便利さに感激するのですが、意味が分からないと致命傷になりやすいような気がします。スタジオなどで『共有カメラ』設置の現場もありますが、みんなでシェア出来るほど単純な話では無いとも思うのです。
今回、書き留める『カスタムキー/ダイヤル』について、複数のプロカメラマンの設定をベースに追い込みましたが、それぞれがそれぞれ過ぎて正解が有りません。結局は考え方の多様性で、Aさんにとっては最高でも、Bさんにとっては最低になりかねない部分があります。
現在は仕事でも使っていますが、他のカメラマンに同じカメラを借りたとしても、その場で使いこなすことは出来ないと思います。これは特に感覚で撮影する『カメラに詳しく無いカメラマン』は、大事故に成りかねないので注意が必要です。
結局、多くの選択肢から自分用を模索しなくてはならないという前提のカメラで有り、時代なのです。
『カスタムキー/ダイヤル設定』の場所
SONYカメラの設定項目は改善されたとは言え、かなり多めなので大切なシーンで分からなくならないよう、普段からイジリ倒しておかなければ覚えられません。
『カバンマーク』⇒『操作カスタマイズ』⇒『カスタムキー/ダイヤル設定』で辿り着きます。写真と動画で分けて設定が可能ですが、写真側が優先されるので、動画で同じ設定にしたければ『カスタム(写真)に従う』を選ぶと揃います。
写真の設定
ボタン | 機能 | 備考 |
録画 | ゼブラ表示切替 |
|
C2 | フォーカスエリア | |
AEL | ピント拡大 | マニュアルフォーカス時 |
AF-ON | 瞳AF | ピント合わせ |
C1 | APS-C S35 / フルサイズ |
|
C3 | フォーカスモード | コンティニュアンス |
マルチセレクター(ザラザラ) | フォーカススタンダード | ピント合わせ |
ゴミ箱 | タッチ操作切替 | |
DISP | ディスプレイ切替 | 未設定 |
ISO | ISO | |
下 | グリッドライン表示切替 | |
左 | ドライブモード | 連射 / セルフタイマー |
※赤字は、写真・動画共に同じ設定
動画の設定
ボタン | 機能 | 備考 |
録画 | ゼブラ表示切替 |
カスタム(写真)に従う |
C2 | フォーカスエリア | カスタム(写真)に従う |
AEL | ピーキング切替 | |
AF-ON | 押す間AF / MF切替 |
|
C1 | APS-C S35 / フルサイズ |
カスタム(写真)に従う |
C3 | フォーカスモード | カスタム(写真)に従う |
マルチセレクター(ザラザラ) | ズーム | |
ゴミ箱 | タッチ操作切替 | カスタム(写真)に従う |
DISP | ディスプレイ切替 | カスタム(写真)に従う |
ISO | ISO | カスタム(写真)に従う |
下 | ピクチャープロファイル | |
左 | 記録フレームレート |
※『Fn』へは振り分け不可で、いつでも『ファンクションメニュー』へ入ります。
キー/ダイヤルの位置と名称
一応『キー/ダイヤル』の配置と設定項目を載せておきます。
②を『未設定』に振り分けることで『ディスプレイ切替』が動くようです。
人差し指でのアクセスになる為、良く使う項目を入れてあります。
『マウントアダプター』で、Cannonレンズを使うことが多い為、そもそもボタンが無いので使いません。
実はこれ、動画でもAF効くんですよね。
ハッキリ言って、革命です。
こちらはデフォルトのままで、触りません。
冒頭にもありますが、あくまでも個人的な使用例で、今後いくらでも変わる可能性が有ります。私の撮影スタイルは、とにかく早く撮るので、シンプルかつ瞬時に切り替えられるよう研究を重ねています。