インタビュー動画を撮る際、質問者を立てるか、カンペを出すかで迷うことがあります。用途は生放送、編集素材問わず、とにかく目線に違和感を持たせたくないものです。また演者によって緊張度合いも様々ですから、とにかくシンプルにしてあげたいのです。
それでカメラ側にカンペを出せないかと考えたのですが、モニターを三脚に付ける機材ってほとんど無いことが分かったので、パーツを組み合わせてみることにしました。
VESAプレートモニター三脚
まずは、完成形を出します。
使用モニターは『11.6インチ』ですが、もっと大きなサイズも乗せられます。
手で負荷を掛けましたが、ビクともしませんでした。
RAMマウントは、とても強いのです。
この時代なのでiPadでも良いのですが、遠隔操作の仕組みを考えなくてはなりません。
また、カメラマン側から確認がし辛いデメリットも生じます。
なので単純にHDMI経由でiPhoneと接続し、複製画面を表示させる方がシンプルだと思いました。
市販品の『VESA対応テレビ台』は、ちょいと大げさな印象です。
大型モニターなら絶対このクラスですが、今回はカンペ程度なので。
あと、持ち歩けるサイズ感も重要だと思います。
ちなみに『雲台ネジ穴が搭載されている撮影用モニター使えば良いじゃん』と言われると話が終わってしまいますが、今回はとにかく『VESA』にこだわっています。
VESAシステムパーツ紹介
モニターを外すと、こんな感じです。
『VESA』プレート下の部分です。
ラムマウントは長さが無いと、厳しいと思います。
エツミのメスメスは、かなり便利なアイテムなので、一枚持っていると安心です。
今回の目玉である『VESAプレート』です。
これが有りそうで無い、貴重なパーツなのです。
1.5インチボール径
実はパーツセレクトの際、困ったことが起きました。
RAM製品のボールヘッド径は、ほとんどが1インチなのです。
しかし、購入した『VESAプレート』のボールは1.5インチでした。一応、1.5インチのラムマウントもあるのですが、最終的に雲台ネジへ変換しなくてはならないので、1.5インチボールに雲台ネジが付いていなくてはなりませんが、そんな製品は無いのです。
それで、しばらく眠っていたベルボンの『QHD-61』をバラしてみると、使えそうでした。
おっ、ピッタリではありませんが、ナイスな数字。
組んでみると、良い感じです。
ただ『Velbon QHD-61』はもう売ってないかもなので、作りたい方は近いものを探して下さい。
モニターをネジ止めしたら完成です。
お子様のゲームにも使えます。
テキストフルスクリーン
iPhoneとHDMI接続したら、アプリを使って表示させてみましょう。
ちなみに、有料版だと改行も出来ます。
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「テキストフルスクリーン | 大きい文字、サイズ」をApp Storeで
apps.apple.com
ただ、この部門のアプリはどれもイマイチで、痒い所に手が届きません。このアプリが唯一使い物になりそうだったので買いましたが、改行は任意の場所での折り返しは無理でした。
あと文章の複数保存が出来ないので、結局スクリーンショットに撮り写真アプリで表示しています。